身体表現性障害を改善|痛みなくして快適ライフ

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注意が必要な障害

社会が高度に発達してくると、そこで暮らしたり働いたりする人々の間にこれまでになかったような新しい病気が出てきます。その1つが身体表現性障害というものです。これは痛みや吐き気などの自覚できる身体障害があって、このせいで日常生活が妨げられたり、仕事ができなくなったりする病気です。原因はハッキリしないのですが精神的な不安が関係するとみられています。本人が異常を訴えているのに、病院で検査をすると異常がなかったりします。また自分に欠陥があると思い込んだり、深刻な病気にかかっていると思い込むケースなどもあります。身体表現性障害には大きく分けると5つの症状があります。長い間症状が続いてしまう身体化障害、自分のコンプレックスを過剰に気にしすぎてしまう身体醜形障害に加え、疼くような鈍い痛みが特徴的な疼痛性障害、病は気からを体現したような心気障害や感覚が鈍くなる転換性障害など、どれも慢性的なものが特徴となっています。また、鈍い痛みや感覚の違和感が多く、痛む場所が日によって変わったりするため、医療機関でもなかなか発見や治療が難しい症状であることが言えます。ただ、身体表現性障害の症状に共通することは、心因的なトラブルが原因で発症してしまうということです。そのため、なるべく心身の疲労やストレスを溜め込まないように注意することが予防につながります。すでに体に違和感を覚えている方は、日記などをつけて経過を観察してみましょう。ひと月以上症状が変わらずにいる場合には、まず精神科や心療内科など心の病気を治療する医療機関を受診しましょう。また、勿論一ヶ月もしないうちに症状が悪化し始めた場合には、別の病気の可能性もあるため早急な受診が必要となります。

周囲の受け止め方

身体表現性障害にかかった場合は、心理療法などの精神科的治療が行われます。それと併行して薬物療法も行われます。特に大事なのが家庭や職場などの環境を見直すことです。心理療法では患者が抱えている問題点や、不安の原因となっている事象を突き止め、それに対する治療を行うことになります。ストレスの原因がわかったら、患者本人がそれを解消できるように治療をします。またストレスに耐えられる対処法を身につけさせます。また身体表現性障害にかかった患者は、周囲の人に自分の不安や欲求不満を聞いてもらいたいという気持ちが強いので、家族などがそれを受け止める工夫も必要です。まわりの人間が深刻になってしまうと、本人もますます不安に駆られて症状が悪化しますから、ある程度楽観的な態度で受け止めることが必要です。また本人が痛みを訴えても、実際に病院で検査を受けると異常が見つからないケースが多いので、そのような時に仮病ではないかと疑ったりすることは慎むべきです。本人の身になって一緒に心配してあげたり、安心させるような接し方にも工夫が必要です。身体表現性障害の患者にとっては、色々な症状を抱えながらも不調とうまく付き合いながら生活していくのが最も良い治療法になります。日常生活に溶け込むようになれば症状も改善しますし、不安を取り除くことができます。そのためには信頼できる良い医師と出会うことが大切です。また家族も温かい気持ちで患者を受け入れてあげることが、症状の改善につながるのです。