身体表現性障害を改善|痛みなくして快適ライフ

看護師

心の訴えに意識を向ける

海と女性

身体表現性障害は、体に悪いところはないのにひどい痛みに苦しむという病気です。疼痛性障害・身体醜形障害など、五つのタイプがみられます。原因が心の痛みにあるということを本人が受け入れることが大切なので、できるだけ早く専門医の診療を受けることが求められます。

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検査結果正常の精神身体病

頭を抱える

定義・危険因子と種類

身体表現性障害は医学的検査によって異常が証明されないのに痛みなどの症状を訴える精神疾患です。症状は短期間で消える場合もありますが、慢性化して日常の家庭、学校、社会での生活に支障をきたして子どもでは学業不振や欠席につながります。身体表現性障害をもつヒトは自分の症状をいつも心配して多くの時間とエネルギーを費やします。一つの病院で異常なしという診断がでると他の病院の小児科や内科を受診することもありますが、身体表現性障害は精神科や心療内科を受診する必要がある病気です。身体表現性障害は一卵性双生児の研究で高い一致率を持っていることなどから、その危険因子には遺伝要因があると考えられています。家族の中に過敏性腸症候群や慢性疲労などの身体症状や、うつ病や気分障害、不安障害、人格障害や摂食障害などの精神疾患をもっているヒトがいることがあります。親の過保護や虐待、離婚や学校での心理的、社会的ストレスが誘因となり、ストレスがなくなった後でも症状が続くことがあります。本人のストレスに対処する能力の低さなどの性格も関係すると考えられています。身体表現性障害の種類には、30才までの女性に多く痛み、消化器症状、神経症状と生殖器の症状が組み合わさって顕れる身体化障害、子どもに多く消化器症状や慢性疲労だけを示す未分化の身体表現性障害、単なる頭痛や胃痛を脳腫瘍や胃がんなどと思い込む心気症、運動や感覚機能の症状を持つ転換性障害、わずかな傷跡や目鼻立ちを気にする身体異形障害や疼痛性障害があります。

症状・診断と治療

身体表現性障害の症状は子ども時代から30才までに始まり、腹痛など部位が限られているものから疲労感などあいまいなものまであります。過去に経験した病気が完全に治ったのに再発を心配しすぎたり、些細な症状を過度に心配したりして最悪の結果を想像します。痛みなどの症状を身体的な病気があるためと確信していますが、頭で実際に感じているだけで神経学的検査などの医学的な検査をしても異常は発見されません。そのことが患者さんにとっては不満で、他の病院を受診して不必要な検査をくり返します。症状が数年間持続して日常生活に影響をおよぼし悪循環をおこします。医師が処方した薬に疑いをもち副作用に敏感になったり、逆に薬物乱用に陥ったりうつ状態に進む場合もあります。精神科や心療内科ではまず、患者さんの症状が小児科や内科、婦人科や脳外科などでの検査で異常がないことを確かめます。その後患者さんが持っている症状が、思いやりを得るためなどにおこす虚偽性障害や責任や義務を避けるためなどの仮病ではないことを判断します。そして身体表現性障害の種類を判定し、学業、職業など社会生活への影響の程度や不安障害やうつ状態など他の精神病を伴っていないかを確認します。精神科や心療内科での身体表現性障害の治療には、認知行動療法などの心理療法が患者さんと家族におこなわれます。この方法では病気をよく理解し間違った考え方を修正して病気の対処法について学びます。不安症状やうつ病など合併する精神障害に対しては、抗不安薬や抗うつ薬が用いられます。

現代の病気

外にいる女性

現代は原因がハッキリしない病気が増えています。身体表現性障害もその1つです。身体表現性障害は痛みや苦痛を訴えるのですが、病院で検査をすると異常がない場合が多いのです。5つの障害があるのが特徴です。大事なのは周囲の人間が楽観的に患者を受け止めてあげることです。

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心と体の不調

笑顔の女性

身体表現性障害は、心のトラブルによって体の痛みやしびれなどが起こる病気です。検査で異常が見られないのが特徴で、症状の現れ方には幾つかのパターンが見られます。身体表現性障害の方は、定期的な医師の診察を受けることが症状を軽減するための一つの方法です。

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